ワンライフ

産後なにかと衰えていて。 時短とはいえ仕事も復帰して約1年半経つというのに 相も変わらずポンコツがすぎるので。 リハビリを兼ねてまずは「文章を書く」ことを始めます。 好きなことも今は打ち込む時間がないけれど。 まずは感想文あたりから。 もともとポンコツな人間が 一層ポンコツを極めた、表現力・語彙力一切なしの 読む人にはただただ苦痛な文章が並ぶ…かも。

感想文:銀魂2 掟は破るためにこそある

久しぶりに。

久しぶりだけどいつもの(というほど投稿もしていなしけれど)テイストとは違うものを。

 

機会があったので実写版 銀魂2をいまさら、ほんと今更見ました。

とはいっても原作もサラッと読んだくらいでガチ勢とは程遠く。

原作ファンの方がもしこれを読んだ場合には的外れだと感じるところが多々あるかと思いますが、ライト層の戯言程度に受け止めていただければ…

予防線はりまくり。

 

もちろん実写版第一弾の紅桜篇も見ました。

おもしろかったです。

個人的には2の方が好みですが。

でもたぶん原作コメディパート好きな人は紅桜篇派が多いのかなという感じがします。

私は原作でもシリアスパートの方が好きです。

吉原炎上篇とか。あとお妙と新八のお兄さん?オビワンでしたっけ?の話とか好き。

 

さっそく本編の話ですが。

前半はキャバクラパートと床屋パート、後半が真選組動乱篇ですね。

序盤から動乱篇として土方のトッシー化は進んでいましたが。

私個人としては前半はキャバクラか床屋かどちらかでよかったなーと。

ちょっとこのあたりですでに将軍に食傷気味になりました。

あと、床屋の特殊メイクは私にはグロで…怖かった…怖かったよ…

キャバクラパートだけでよかったです。

岡田将生さんのドレス姿は素敵でした。本当にきれいでした、ええ、私より。

岡田さんスタイルが良すぎるので和服だと少し違和感あるんですよね。

その点ドレスはスタイルによーくぴったりでした。

 

衣装といえば、漫画が実写化されるとカツラ(銀魂の話題でカツラだとか紛らわしいな)だとか衣装はどうしてもコスプレ感でますが、それも含めて受け入れられちゃうっていうのはさすがの銀魂です。これぞという世界観ですね。

とはいえ俳優さん方はみなさまキャラクラーへ寄せてる(ビジュアルだけでなく)いるのが伝わってきます。特に神楽役の橋本環奈さん、あの振り切り具合に拍手をお送りしたいと思います。あんなにかわいいのに鼻ホジだし白目を引ん剝くし。そしてあんなに小さな体でのアクション。周りの人が背の高い人ばかりなのもあって小柄が引き立っていたのもあるんでしょうけれども。

 

あ、パロディ関係は一通り把握できたと思っていますが。

何か気づいてないのもあるのかな。うん、楽しませていただきました。

でも、でも。ジ〇リパロはあそこじゃなくてもな、と思うのです。

前作より2が楽しめたのは前作よりテンポが良かったという点があります。

それでもああいった戦闘の最中にギャグ要素入れると集中が途切れてしまうので残念だなと感じました。

 

そしてクライマックスの真選組vs伊藤鴨太郎一派、銀さんvs河上万斉。

正直、今作に鬼兵隊いらないんじゃないかと思ってたんです。

前作の鬼兵隊がよかったからこそ。

実際見てみて、ストーリーとしてはやっぱり蛇足が否めないと思います。

せっかくのアクションも場面の切り替わりが多いせいで目が追い付けないところもあり。なんだかもったいないと感じました。

原作通りであれば上記のジ〇リパロもなかったわけで。

万事屋サイドの魅せ場を用意した側面もあるのでしょうが…

神楽と沖田の共闘もなあ…あそこは沖田がひとりで伊藤派を倒すからこそのシーンだと思うんです。ストーリーを無視すればこの2人の共闘はうれしいんですよ?

でもココじゃなくてよかったなあと思うのです。

今回は後半は真選組メインなので致し方ないとは思うのですがねえ。

あと万斉のあのポーズが某アメコミなのはパロなのかたまたまなのか。

ご存じの方いたら教えてください。

 

ただ、ここまでケチつけまっくていますが、ラストの真選組のかっこよさがすべてを凌駕してくれました。

伊藤からの裏切りを知っても動じず仲間を思い、トッシーから土方へ戻るきっかけとなった近藤はまさに男。侍。

そして最後まで伊藤を侍として向き合う真選組の方々。

史実の油小路の変を思い出しました。

油小路の変では伊藤甲子太郎(鴨太郎のモデル)の遺体は仲間を呼び寄せるための餌として放置されました。

その対比を感じずにはいられません。

もちろん史実のあの行いについてどうこう言うことはありませんが、作り物とはいえ原作含め映画でこんな最期を遂げられた伊藤はよかったと思います。安易な言葉になっちゃいましたが。

まあ史実の真選組はそんなに好きではないんですけどね。

土方個人は好きですが。

 

あれ。

結局話がずれたまま方向習性できず。

とにもかくにもですが。

こういう実写ってビジュアル面でも原作ファンから叩かれがちで、でもビジュアルだけ似せても結局は叩かれて。

そんな中、本当にこの作品のキャストの方々は素晴らしかったと思います。

できれば銀魂3も期待したいところだけど、どうなんでしょう。

𠮷原炎上篇しませんか、福田監督。

さすがに3とかするなら最終章になるのかな。

原作ファンの方たちの間で人気のエピソードってどれなんでしょう。

私はすべて読んでないのでたぶん知らないエピソードもあるはず。

読み飛ばしたところ少しずつ読んでみようかな。

 

あ、エンドロール。

あれがわかるのって30代からじゃないかなって思うんだけど、そんな若い子はあんまり見ないのかな。と、ちょっと気になりました。

元ネタドラマも好きだったなあ。いつかそのあたりも綴れれば。

 

 

感想文:松岡圭祐 万能鑑定士Qシリーズ

 

「万能鑑定士」こと凜田莉子が

持ち前の感受性の高さを生かして身につけた幅広い知識と

論理的な思考を駆使して変わった難事件を解き明かす、

という松岡圭祐のQリーズ。

 

数年前に綾瀬はるか主演で映画化もされました。見てないけど。

でも当時このシリーズを知らなかったけれど予告を見ておもしろそうと思った記憶はあり。

いつか見てみたいなーなーなーなー。

 

 

※以下ネタバレ含む

さてこのシリーズの特徴は実際の事件や出来事が作中にでてくること。

一時期話題になった力士シールなんかもそう。

また、小笠原の勤め先は角川文庫だったり実在の団体もでてくる。

作中の社内の様子はリアルだって話。

あと、あぁ~あの人がモデルなんだな、って登場人物もいたりする。

某TKとか。

 

あとは読んでいて身につく知識が豊富なのも読んでいて楽しめるところだし、

文章がコミカルで読みやすいのも特徴かな。

リズムよく言葉がならんでいるからどんどん読める。

文章が苦手って人でも苦労せず読めると思う。

 

そうそう。本筋からはズレるけど。

シリーズの中で唯一、個人的に気持ちが沈んだところがあって。

漢那先輩の子供、楓人が遠路はるばる父親と再会できることを期待して来たのに

当の父親は会う気もなければ、なんなら楓人が到着したときには連行されていたっていう。

もう。

楓人の気持ちを慮るとみぞおちあたりを抉られるような気になってくる。

父親に会いたい一心で莉子のところに依頼にきて、

耐えがたい養父母との生活も父親と会うことを信じて過ごしてきた。

父親が残した本を抱えて、父親のもとへ向かう道中は期待と不安とうれしさと。

「本、大切にしてたんだよ」って伝えたかったに違いない。

でも会えなかった。

ぎゅうううううううって胸が締め付けられるシーンだった。

ただ最終巻では2人は再会を果たし、どうやらいい方向に進みそうで本当によかった。

会いに来た漢那に「おかえり」っていうシーン。

よかったね、ほんとうによかったねええええええ(涙)となった。

元受刑者の父親ではこれからも大変だと思うけどきっと2人は大丈夫。なはず。

莉子が倒れたと知って二人で病室に駆け込んできた描写とかみると

助け合って生きていけるだろうって思う。

 

ズレた話ついでに。

コピアが波照間島で莉子を追い詰めるべく策略を図ったものの、

莉子に看破されて対峙するシーン。

狼狽するコピア。

それまでの狡猾さや思慮深さ、そんなものを感じさせない動揺っぷりに残念な気持ちに。

なんだー、捕まえてみればこんな情けない人だったのかーって思っていたら。

後に真実が発覚!

なるほど!だからか!と納得したのでした。

その情けなさっぷりすらも伏線だったのかと驚いたのでした。

 松岡圭祐すごいです。

 

αシリーズも読んでみたいけど時間がないなー。

しかし美男美女ばっかりでてくるなQシリーズもαシリーズも。

 

 

感想文:相棒 ミス・グリーンの秘密

相棒は再放送派です。

SP回はオンタイムで見ることもあるけど。

2週続き物だと1週間苦痛なんです。

めったにないけどね。

 

だから欠番回なんかは見たことない…はず。

亀ちゃんは民放だとあんまり再放送されないし。

地域差もありそうだけど。

テレ朝チャンネルだと亀ちゃんいるけど同じのばっかり。

 

でも好きな話が多いのは神戸シーズン。

話だけじゃなくて尊くんのキャラも好きだけどね。

 

あとイタミンがすき。

 

※以下ネタバレ含む

そんな中で一番好きなのは神戸シリーズの【ミス・グリーンの秘密】かなあ。

 

この回って神戸尊ってこんなひと!って良きアピールができた回なんじゃないかと。推測。

人となりがよくでてるよね。基本優しい。

【通報者】とか【ライフライン】とかも尊くんのそういうとこでてる。

【すみれ色の研究】もかな。

なんか特に弱った人にやさしいよね、そういう話が多かったっていうのもあるけど。

あと【ミス・グリーンの秘密】もだけど太田さん脚本だと特にそういう描写が多い印象。

 

あと不器用だよねー。

器用にみせていろいろ不器用。

そこがかわいらしくもある。

 

さて【ミス・グリーンの秘密】ですが。

そんな尊くんが堪能できる回。

「ミスグリーン」と呼ばれる老婆、二宮緑さん。

演じる草笛光子さんがまぁ素敵!

花を愛し、草花に囲まれる生活。

そんな緑さんが犯罪に手を染めていく。

しかもネットで学んだ知識で爆弾を作る。

すごいよ緑さん。

 

捜査の一環?(張り込みがバレた)とはいえ

緑さんと尊くんの交流が良い。

祖母と孫のようなふれあい。

緑さんの人柄にふれる尊くん。

尊くんが庭いじりするとこかわいいなーなんて見てた。

 

犯行の動機は妹の復讐。

そして被害者(なんて呼びたくないけど)とともに自ら命を断つ決意をする。

まるで葬儀のような服装で。

妹の弔いと自身の最期を表したのかな。

 

そして狙撃班から狙われている緑さん。

その緑さんの前に立ち狙撃をさせない尊くん。

(ここ、さすが警備畑出身!)

一緒に爆発させる!という緑さんに

「あなたは新芽をつめません(要約)」と返す尊くん。

そして復讐をあきらめる緑さん。

このやりとり、交流時の会話からの流れで。

両者の思いを感じて胸がぎゅぅっとなる。

 

そして警察に囲まれ公園からでる緑さん。

普通なら爆弾犯に手錠もかけないってありえないんだけれど。

でもこのシーンもまたいい。

むさくるしい刑事にかこまれて緑さんが杖をつきつつ凛とあるく。

イタミンの表情いい。

 

この脚本頭から終わりまで無駄がないよね。

伏線もうまくて。

また見たいなー。

感想文:劇場版名探偵コナン 時計仕掛けの摩天楼

劇場版 名探偵コナン

時計仕掛けの摩天楼

 

産前はライフワークと化していた「コナン」

コミックス・映画が中心でアニメはあんまり。

アニオリのとき見るかなぁってくらい。

 

そもそも連載開始して10年経ってからドハマリしたので

劇場版第1作のこの作品を見たのも20歳になるちょっと前くらい(ボカす)

 

※以下ネタバレ含む

作画なんかには古さを感じるものの

最近の作品では表現されないモブの人の動きはいいなぁと思う(語彙)

そこの世界が深みを増すっていうのかな。

コナンがいて蘭がいて探偵団がいて、そして米花町や周辺で生活している人がいる。

あたりまえなんだけど、特に興行収入が爆上がりはじめたころの作品は

このへんの手を抜いてる印象。演出は派手だけど。

 

最近の作品と違うのは犯人にも魅力がある。

森谷教授の利己的で傲慢な犯行動機。

新一を追い詰めんとする執拗さ。

しかも蘭をまきこんで。

いいですねえ。救いようのないドクズ。

ドクズなんだけど自分の作品には真摯なんだよね。

完璧でない作品を滅したくなるほど建築に生きてきた。

こう犯行に至るまでのプロセスとかそういうの。

そういうの見たいの。

ダムに沈んだ宝石を回収するために爆破しちゃうとかは

爆破ありきの動機づけなんだよね、もはや。

 

あとね。

初期作で何が好きって働く大人たちよ。

【摩天楼】でいえば鉄道会社のみなさま。

爆破してしまうかもしれないあの緊張感の中、電車を走らせる運転士。

そして管制塔?のみなさまの適切なご判断。

素敵。かっこいい。

他作品で好きなのは【陰謀】の海自の方とか。いけめん。

コナンが子供だから(あくまで外見が)、対比で良い演出だと思うのです。

 

ラストはね。

さんざん語りつくされてるだろうけど、やっぱりいいね。

いろいろな伏線からの蘭のセリフ。

計算されてるなと。

きっとこのラストに向けてストーリーを試行錯誤を繰り返したんだろうと。

次作があるかどうかわからないからミステリーもラブコメも贅沢使い。

全てをこの作品、このラストにぶつけてきたんでしょう。

もう集大成になっちゃてるよね。

他作品ももちろん好き。

個人的一押しは別途記事をあげると思うけど【摩天楼】じゃなくて【迷宮】だし。

【迷宮】好きなのは平次がメインだからだし。主題歌好きだからだし。

総合力はダントツ№1で【摩天楼】だな。

 

そんなわけで。

詳細なネタバレはもう今更な作品だからしませんが。

 

やっぱり文が破綻してるな。

リハビリがんばろ。